バイク選びその2 YAMAHA MT-09(‘17)

続いて借りたMT-09。これは発売当初から気になっていたモデルで、実は前期型は跨ったことはあるのでした。17年のモデルチェンジでシート高がアップ、あと外観がとってもアグレッシブになったことで、注目が07の方に移ってました。ただクイックシフター等の新装備と、18年に追加されたSPはかなり気になっていたところです。

ダメ元で新型に跨ったところ、あっ意外と足がつく!初期の沈み込みがかなりあるのと、シートの前方がかなり絞られているので、思ったよりスムーズに足がつきます。

何より軽いのでツンツンでも不安なく取り回せます。二台目のレンタルはこちらに決定。走行5000kmのまだ新しい車体に乗ることになりました。

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撮った写真はこれ1枚だけ

まずポジションですが、MT-07と比較しても前傾はゆるやか、というか上体は完全に直立しています。ここまで起きた姿勢でバイクに乗るのは原付以来てなもんです。ハンドルは高いのですが、幅があり独特な感じです。高速では風圧を強く感じますが、スピード出すときは伏せるので気にはなりませんでした。タンデムシート一体型なのでポジションの自由度はかなりあると思います。

見た目は、正直前期型の方が好みでした。ボリュームのないフロントマスクはまあ、慣れればなんとかなりそうですが、後ろのナンバーステーがどうも苦手です。

メーターはMT-07と同じような感じですが、ハンドルの向こうについているので見やすさはこっちが上ですね。機能としては同じような感じで、燃料系のどんぶり勘定も相変わらずです。250kmくらい走るまで満タン表示でした。

走りの方は、さすが900近い排気量でトルクがかなりあります。三気筒のバイクは初めて乗ったのですが、なるほど二気筒と四気筒の中間といったフィーリング。モード変更も備えており、一番過激なモードだと町中でギクシャクするくらいでした。以前はモード変更なんていらんがやと思っていましたが、これは確かに有効ですね。

トラコンやABSの恩恵はよく分かりませんでしたが、クイックシフターは面白い装備です。シフトアップもダウンも自在や!と思っていましたが、ダウンはついてないんですね。なんとなく回転合わせをしてギアを入れていたようです。

足回りは、見た目通りストロークがかなりあります。07と比べてさすがに良いのだろうと思っていましたが、柔らかすぎるのか、ちょっと上手くいかない印象がありました。慣れやセッティングもあるし、なによりSPという豪華足回りのマシンもあるので買うならそっちですね。

アシストのおかげかクラッチはとても軽いです。スリッパークラッチなので、多少ずぼらにシフトダウンしても平気です。07はシンプルで良いのですが、装備充実というのも魅力的なポイントです。

 

 今回は2日間で計400kmほど走行。シートの評判があまり良くないようですが、何しろ板のようなシートのバイクばかり乗り継いできたせいかまったく問題なし。実燃費も25km/l以上走り、ハイオクとはいえかなり優秀です。こちらもタンク容量はやや少なめの14リットル、ツーリングでは給油を意識しながら走ることになります。それでも、いやいやいいバイクや!やっぱこっち買う!と、YSPに見積もりをとりに行ったのでした。